基本操作関数

  (ランタイム)ライブラリ関数とAPI関数



C で扱う関数には2種類あり、端的には DLL(動的ライブラリ) 内にあるか、Lib( 静的ライブラリ ) にあるかの違いですが、Windows になる前には、Lib しかありませんでした。unix では、アーカイブと呼ばれ、拡張子は .a です

いずれにしても、関数をが収められている事に変わりは無く、通常 VC++ 内では使用時には関数として使う事において大差はありません。但し、関数の命名方法は例外を除いて、静的ライブラリでは全て小文字が使用されています。API 関数では、ワード毎に先頭が大文字です

厳密に言うと、「関数」を使う時の作法としては C が前方参照な為、関数を使用する位置より前に、関数の宣言または実体がなければなりません。自作のコード以外は全て DLL か LIB 内に実体があるので、宣言を行なう必要がありますが、その宣言を書く手段として #include ディレクティブが使用されています

つまり、本来特定の関数を使用するにはそれ用の宣言が必要であり、stdio.h (静的ライブラリ用) や windows.h (DLL 用) はその代表的なもので、たいていの関数はこの中から参照されていますが、全てではありません。無い場合はその「関数用」のヘッダファイルをインクルードする必要があります

さらに、リンク時にはその関数が収められているライブラリを指定する必要があります。これもプロジェクトが殆どのライブラリを最初から参照するようになっていますが、これもまた全てでは無く、無ければ追加で指定する必要があります

ちなみに、通常の DLL 参照は インポートライブラリという 静的ライブラリを介して行なわれます。この場合、対象となるDLL が存在しないと実行時にエラーが発生します。直接 DLL に対してアクセス(存在確認も含めて)するにはLoadLibrary 関数を使用します

Microsoft の LoadLibrary 関数のドキュメントは こちら

ドキュメント下部の 「対応情報」に注目して下さい




  メモリ操作をする API 関数と ライブラリ関数



1) ZeroMemory
2) CopyMemory
3) FillMemory
4) MoveMemory

以上はいずれも API 関数ですが、いずれも同様の機能を持ったライブラリ関数が存在します

1) memset
2) memcpy
3) memset
4) memmove



  文字列を操作をする API 関数と ライブラリ関数

1) lstrcat
2) lstrcmp
3) lstrcmpi
4) lstrcpy
5) lstrcpyn
6) lstrlen
7) wsprintf

これらにも該当するライブラリ関数が存在します

1) strcat
2) strcmp
3) _stricmp
4) strcpy
5) strncpy
6) strlen
7) sprintf

C ランタイムライブラリの Microsoft のドキュメントは こちら です










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