初期化パラメータファイル

  概要




  • インスタンスの起動時に読み込まれる

  • インスタンスデータベースの構成パラメータのリストを含むファイルである

  • テキスト 形式と バイナリ 形式の2種類を使用できる

  • それぞれ静的パラメータファイル、永続パラメータファイルとも呼ばれる

  • Oracle のマニュアルでは、初期化パラメータファイルは PFILE を指し、
    サーバーパラメータファイルSPFILE を指す






  PFILE と SPFILE



それぞれの違い

  • PFILE は、Oracle9iより前の従来よりある設定方式で、SPFILE はOracle9i

    より導入された新機能です


  • PFILE を使用している場合、ALTER SYSTEM文による変更は現在のインス

    タンスにのみ適用される為、Oracle を再起動するとその設定は失われます。

    永続的に設定を有効にする為には、テキストベースの PFILE を直接変更し

    て Oracle を再起動する必要があります


  • SPFILE を使用すると、ALTER SYSTEM文による変更は永続的に有効にな

    ります。つまり、Oracle を再起動してもその設定は失われずに有効であると

    いう事です




SPFILE の作成

  • SPFILE は、CREATE SPFILE文で、PFILE より作成します。作成以降は

    SPFILE が優先して使用される事となり、その際作成されるファイル名は、

    SPFILESID.ORA という名前になります


  • CREATE SPFILE文を実行するのに、データベースを起動する必要はありません


  • CREATE SPFILE文の実行には、SYSDBA システム権限またはSYSOPER

    システム権限が必要です




  • PFILE は通常 initSID.ora というファイル名になると言われています。


  • SIDは、システムIDでありOracleデータベースのインスタンスに付けられる識別子です。

    つまり、私がLIGHTBOXというデータベースを構築したとすると、initLIGHTBOX.oraと

    なります


  • このSIDは、通常Windowsのサービス名にも使用され、OracleServiceLIGHTBIX となります


  • ですが、実際9.2.0のトライアル版をインストールし、インストール時に初期データベースとして

    LIGHTBOXを作成すると、PFILEは init.ora.nnnnnnnnnnnn になっていました (nは数字)

    DBCA ( Database Configuration Assistant ) を使用するとこうなるようで、SPFILE も自動的に

    作成されます


  • SPFILE は SPFILELIGHTBOX.ORA という形で作成されています





  パラメータとその意味

  • DB_NAME
    • グローバル・データベース名
    • 8 文字以内のテキスト文字列を設定する必要があります

  • DB_DOMAIN
    • データベースが作成されるネットワーク・ドメインを指定します

  • CONTROL_FILES
    • データベースで使用する制御ファイル名のリストを指定します

  • DB_BLOCK_SIZE
    • 標準ブロック・サイズ
    • 通常、4K または8K に設定します

  • DB_BLOCK_BUFFERS
    • データベースバッファキャッシュ内のブロック数

  • SGA_MAX_SIZE
    • インスタンスの存続期間中のSGA の最大サイズ

  • DB_CACHE_SIZE
    • データーベースバッファのキャッシュ・サイズを指定します
    • 直近に使用したデータを格納します

  • SHARED_POOL_SIZE
    • 共有プールのサイズ
    • 直近に実行されたSQL文やデータディクショナリの情報を格[

  • LARGE_POOL_SIZE
    • ラージ・プールのサイズ
    • セッション情報等

  • JAVA_POOL_SIZE
    • JAVAプールのサイズ

  • PROCESSES
    • Oracle に同時に接続できるOSプロセスの最大数

  • LOG_BUFFER
    • REDOログバッファのサイズ

  • DB_RECYCLE_CACHE_SIZE
    • 再利用する可能性が低いオブジェクトを格納するサイズ

  • DB_KEEP_CACHE_SIZE
    • 再利用する可能性が高いオブジェクトを格納するサイズ

  • SQL_TRACE
    • SQLトレース機能の制御

  • USER_DUMP_DEST
    • ユーザトレースが作成されるディレクトリ

  • MAX_DUMP_FILE_SIZE
    • トレースファイルの最大サイズをプロック数で指定する

  • SORT_AREA_SIZE
    • ソート処理に使用するメモリのサイズ

  • IFILE
    • パラメータファイルによって読み込まれるパラメータファイル名

  • COMPATIBLE
    • インスタンスと互換性のあるサーバのバージョン

  • BACKGROUND_DUMP_DEST
    • バックグラウンドのトレースが作成されるディレクトリ

  • DB_CREATE_FILE_DEST
    • データファイルのデフォルトディレクトリ

  • DB_CREATE_ONLINE_LOG_DEST_n
    • REDOログファイルと制御ファイルのデフォルトの場所
    • 1つ以上最大5つまで指定可能

  • REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
    • リモート管理の認証方法の指定






  パラメータ設定の表示方法

表示方法概要
1SHOW PARAMETERSSQL*Plus のコマンド
2V$PARAMETERセッションに現在有効になっている
初期化パラメータの情報
3V$PARAMETER2意味は、V$PARAMETERと同じ
但し各リストのパラメータ値をビューの行として表示
4V$SPPARAMETERサーバーパラメータファイルの現在の内容
5CREATE PFILESQL文です。SPFILE の内容をPFILEとして出力します





  現在使用中のサーバーパラメータファイル

SQLPlus で、 show parameter spfile とするか、
SQLの窓等で select * from V$PARAMETER where name = 'spfile' とします

例えば内容として %ORACLE_HOME%\DATABASE\SPFILE%ORACLE_SID%.ORA
という結果を得る事がてきます。

要するに SPFILE の実体は D:\oracle\ora92\database\SPFILELIGHTBOX.ORA です。

ORACLE_HOME = D:\oracle\ora92
ORACLE_SID = lightbox

この SPFILE は初期インストール時に、Database Configuration Assistant によって自動的に作成されたもので、最初からサーバーパラメータファイルを使用するようになっています。従来の静的パラメータファイルである pfile は init.ora.520200383714 として存在はしますが、使用されていないようです。もともと、マニュアルには「一度 SPFILE が作成されるとそちらが使用される」とあります。 SPFILE に関しては ドキュメントの説明量がハンパじゃありません。あまり深く追求しないようにしたほうが良いです。

SPFILE はバイナリファイルという事になっていますが、テキストエディタでもパラメータ部分は読む事ができます。コピーして見ても問題は無いと思います。直接開けるのは危ないですけれど。

  
*.background_dump_dest='D:\oracle\admin\lightbox\bdump'
*.compatible='9.2.0.0.0'
*.control_files='D:\oracle\oradata\lightbox\CONTROL01.CTL',・・・・以降省略
*.core_dump_dest='D:\oracle\admin\lightbox\cdump'
*.db_block_size=8192
*.db_cache_size=25165824
*.db_domain=''
*.db_file_multiblock_read_count=16
*.db_name='lightbox'
*.dispatchers='(PROTOCOL=TCP) (SERVICE=lightboxXDB)'
*.fast_start_mttr_target=300
*.hash_join_enabled=TRUE
*.instance_name='lightbox'
*.java_pool_size=33554432
*.job_queue_processes=10
*.large_pool_size=8388608
*.open_cursors=300
*.pga_aggregate_target=25165824
*.processes=150
*.query_rewrite_enabled='FALSE'
*.remote_login_passwordfile='EXCLUSIVE'
*.shared_pool_size=50331648
*.sort_area_size=524288
*.star_transformation_enabled='FALSE'
*.timed_statistics=TRUE
*.undo_management='AUTO'
*.undo_retention=10800
*.undo_tablespace='UNDOTBS1'
*.user_dump_dest='D:\oracle\admin\lightbox\udump'
  



  ログで確認

background_dump_dest パラメータのパスにある、alert_%ORACLE_SID%.log を見ます。

Starting up ORACLE RDBMS Version: 9.2.0.1.0.
System parameters with non-default values:
  processes                = 150
  timed_statistics         = TRUE
  shared_pool_size         = 50331648
  large_pool_size          = 8388608
  java_pool_size           = 33554432
  control_files            = D:\oracle\oradata\lightbox\CONTROL01.CTL, ・・・以降省略
  db_block_size            = 8192
  db_cache_size            = 25165824
  compatible               = 9.2.0.0.0
  db_file_multiblock_read_count= 16
  fast_start_mttr_target   = 300
  undo_management          = AUTO
  undo_tablespace          = UNDOTBS1
  undo_retention           = 10800
  remote_login_passwordfile= EXCLUSIVE
  db_domain                = 
  instance_name            = lightbox
  dispatchers              = (PROTOCOL=TCP) (SERVICE=lightboxXDB)
  job_queue_processes      = 10
  hash_join_enabled        = TRUE
  background_dump_dest     = D:\oracle\admin\lightbox\bdump
  user_dump_dest           = D:\oracle\admin\lightbox\udump
  core_dump_dest           = D:\oracle\admin\lightbox\cdump
  sort_area_size           = 524288
  db_name                  = lightbox
  open_cursors             = 300
  star_transformation_enabled= FALSE
  query_rewrite_enabled    = FALSE
  pga_aggregate_target     = 25165824
  aq_tm_processes          = 1



  ALTER SYSTEM 文

  • Oracle インスタンスを動的に変更できます
  • ALTER SYSTEM システム権限が必要です
  • 初期化パラメータ値を設定する構文
    ALTER SYSTEM
     
       SET パラメータ名 = パラメータの値のリスト
     
       [COMMENT 'コメント']
     
       [SCOPE = MEMORY | SPFILE | BOTH]
     
     
    
  • SCOPE句は、現在のインスタンスのみ変更するか、SPFILE の内容のみ
    変更するか、あるいは両方かを指定します

  • PFILE 使用時は、MEMORY がデフォルトで、SPFILE 使用時は BOTH です
  •  










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