Oracle 10g : Instant Client を使用した接続

いろいろ試してみましたが、OTN からダウンロードした バージョン10.2.0.3 で話を進めます。
※ 正式版のユニバーサルインストーラ(10.2.0)から インストールしたぶんは ODBC でアクセスできません
※ Microsoft の Oracle ODBC ドライバを使用するには、Oracle Clientをインストールする必要があります
( 少なくとも 233M ) 
Instant Client を使用すると、いとも簡単に既存の Oracle 用の
アプリケーションが動作します( ODBC 経由も含む )

実運用に耐えれるかどうかのテストは必要かもしれませんが、
開発ではこんなにありがたいものは無いでしょう。
ダウンロード (要OTN のアカウント)
PDF による説明
Basic のインストール
1) basic をダウンロード
2) ODBC をダウンロード
3) basic を解凍して、適当なインストールディレクトリに移動
4) ODBC をダウンロードして、 3) と同じディレクトリにコピー
5) インストールディレクトリ を PATH 環境変数に追加
6) 環境変数 NLS_LANG を追加して、JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS をセット
7) ODBC のインストーラを実行
さらに・・・
PDF の説明だけだと、DSN を追加しようとすると エラーコード 126 が出ます。
http://www.dll-files.com/ へ行って、M のインデックスより
mfc71.dll と msvcp71.dll と msvcr71.dll をダウンロードして( zip 書庫 )解凍し、
Instant Client のインストールディレクトリにコピーします


WEB で検索すると、このトラブルはあちこちでヒットしますが、最新版で上記対応しか無いようです。 というか、Oracle の正式対応情報は全くみつけられませんでした。 さすがに、US のフォーラムではその記述がありましたが・・・ ( 古いバージョンでは別のコード(998)が発生して解決策無し )
Oracle のODBC ドライバは、環境によっては全く動きません。
また、sqlplus 等の個別のパッケージも、バージョンが変わると動きません。
ですから、母体となるPC環境とバージョンに注意して下さい。




※ 以下は Microsoft の ODBC ドライバでの設定です





ユニバーサル・インストーラでインストールすると、PATH 変数には、インストールパスが設定されていました。
アンインストールはこのパスの削除と、ディレクトリの削除のみのようです。


sqlplus インストール
こちら からダウンロードできる、Instant Clientパッケージ - SQL*Plusを解凍すると、
3つのファイルが入っていますので、普通にコマンドラインからログインできます

1) sqlplus.exe
2) Orasqlplusic10.dll
3) glogin.sql
sqlplus scott/tiger@pc_name:1521/orcl

ポートが 1521 の場合は

sqlplus scott/tiger@pc_name/orcl