謎の理由

  ???



いろいろな開発プラットホームがありますが、Access ほど 「???」 となる事態に遭遇する回数が多いものは他にありません

その理由として第1は、エンドユーザをターゲットにして設計されている事です。確かにコードというものを書かずに作れてしまいますが、逆にそれほどやっかいなものはありません。早い話、作った者しか解らない・・・・という結果になりがちです。また、開発としてのセオリーの無い人も作れてしまうので、それがさらに拍車をかけます。とにかく他人の作った Access は見たくありません

第2に、バージョンの変遷に対する相互の互換性をかなり犠牲にしているように思われます。これは、Microsoft の都合を考えればわりと自然に理解できるのですが、結果的には問題の多い事態を引き起こしています。事実、かなり信頼性の高い書籍でさえ、Access 2000 と銘打っているにもかかわらず、動かないコードサンプル(過去バージョン)を掲載していたりします。おそらく、Access 97 でかなりバリバリやってた人が書いたのでしょうが、結局全てのチェックに手が回らなかったのは明らかです

それは、「Access」と一口に言っても、膨大な技術資料が必要であるにもかかわらず、プロとしては決してメインにはならない小規模システムでしか使用しない現実も関連しています。実際問題、開発環境の共有などと言うものからはかけ離れたスタンドアローンの世界で開発を強いられる為、関係者の人数も限られてきますし、そうすると技術情報が開発員間でスムーズに流れて来ません。しかも標準化などは非常にやりにくいプラットホームです

そもそも、Microsoft としては、ADO を推奨していますし、データベースそのものとしては、SQLserver のエンジンをそのまま使った MSDE を推奨している感があります。時代の流れからは、かなり別ルートで息づいているプラットホームであるようにも感じます

その他にもいろいろ理由はありますが、とにかくやっかいな仕様がたくさんある事は間違いありません










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