その他のツール

UNLHA32 ツールとUNZIP32・ZIP32 ツールは、SQLの窓に内部実装していますが、その名の通り処理のコアはそれぞれの
DLL に依存するツールです
UNLHA32.DLL は Micco さんが作成された LZH 書庫を扱う DLL です。
もし自分の PC に UNLHA32.DLL がインストールされておれば UNLHA32 ツールが動作します
但し、ツールメニューに @UNLHA32 を記述したメニューファイルをカタログする必要があります
UNZIP32.DLL は庄田隆司さんが作成された ZIP 書庫の操作と解凍を行なう DLL です。
もし自分の PC に UNZIP32.DLL がインストールされておれば UNZIP32・ZIP32 ツールの圧縮部分以外が動作します
但し、ツールメニューに @UNZIP32 を記述したメニューファイルをカタログする必要があります
UNZIP32・ZIP32 ツールの圧縮部分は、吉岡恒夫さんが作成された
ZIP32J.DLL と IZIP32J.DLL が必要です
もし自分の PC に ZIP32J.DLL と IZIP32J.DLL がインストールされておれば UNZIP32・ZIP32 ツールの
圧縮が動作します
WM_COMMAND ﾒｯｾｰｼﾞの監視ツールは、Microsoft Visiual Studio 6.0 に付属している Spy++ ツールのメッセージ
監視の内、WM_COMMAND のみを限定してテキストファイルにログを書き込む、というようなものです
WM_COMMAND メッセージは通常 Windows のメニュー処理で POST される処理なので、Window のハンドルとその
ID さえ解れば外部からそのアプリケーションのメニュー処理をたいていの場合実行する事ができます
(実用上はどうかと思いますが、イザという時には役に立つかもしれません)

UNLHA32 ツール

書庫を開く

既存の書庫を開くには、リストビューのポップアップメニューかメニューバーのﾌｧｲﾙから「開く」を選択します
ファイルを開く為のダイアログが表示されるので、書庫を選択します
エクスプローラから、書庫(.lzh)を一つ選択してリストビューにドロップしても開く事ができます
但し、二つ以上のファイルを選択すると圧縮操作になるので注意して下さい
(※ 拡張子が lzh でなければ一つでも圧縮操作です)

ワイルドカード

ワイルドカードを入力してワイルドカードボタンをクリックすると対象ファイルのみ表示されます
全てボタンをクリックすると入力したワイルドカードはそのままで全て表示されます

カラムソート

リストビューのタイトルをクリックすると順ソートされ、SHIFT キーを押しながらクリックすると逆ソートされます

拡張子実行

書庫内のファイルを拡張子に関連付けられたアプリケーションで開く事ができます
ファイルは、Windows のテンポラリディレクトリ内の WinOfSql ディレクトリに解凍されます
関連付けられたアプリケーションが無い場合はポップアップメニューの該当部分は使用不可になりますが、テキストファイルならば
同様にメモ帳で開く事ができます

新規の書庫

新規に書庫を作成するには、リストビューのポップアップメニューかメニューバーのﾌｧｲﾙから「新規」を選択します
既存のファイルを指定すると、「開く」と同じ結果になります
(※ この時点では書庫は作成されていません。圧縮操作で作成されます)

圧縮

ディレクトリごと圧縮するには、エクスプローラからドラッグドロップする必要があります
つまり、エクスプローラで複数選択した場合はそれらの下位ディレクトリも含めて全て圧縮されます
例外として、LZH 拡張子のファイルを一つだけドラッグドロップした場合は「開く」と同じ結果になります
メニューからの圧縮操作は、ファイルを一つ以上選択して圧縮します
この場合は、LZH 拡張子のファイルを一つだけ選択した場合も圧縮操作です
(※ 開いている書庫の中に自分自身を圧縮する操作は正しく動作しません)

フォルダ指定の解凍

リストビューで選択したファイルをフォルダ選択ダイアログを使用して解凍します
メニューから【解凍】を選択して下さい
この処理では、指定したフォルダ内に直接ファイルを解凍するので注意して下さい
フォルダ指定の失敗が心配な場合は、【全て解凍】を選択して下さい

全て解凍

リストビューの選択に関わらず、書庫内のファイルを全て解凍します
解凍場所は、書庫のあるディレクトリに書庫ファイルから .lzh を除いた名前でディレクトリを作成して解凍します

削除

リストビューで選択したファイルを書庫内から削除します
全てのファイルが削除されると書庫も削除されます

UNZIP32・ZIP32 ツール

操作は、UNLHA32 ツールと同じです
(※ 開いている書庫の中に自分自身を圧縮する操作は実行しないで下さい)
書庫内のファイルの削除は問題があったので使用不可にしています

WM_COMMAND メッセージの監視

ツールメニューより実行させると以下のようなウインドウが開いて監視を開始します
終了させると監視は終了です
ログファイルは追加書き込みなので、削除するまで使用されます(LboxHook.log)

メモ帳テスト

起動直後にメモ帳のフォント設定ダイアログを表示させて終了させます

02:11:28 491:SEND:WM_COMMAND:787106:15:512:456608:Notepad:無題 - メモ帳
02:11:28 501:SEND:WM_COMMAND:787106:15:256:457036:Notepad:無題 - メモ帳
02:11:29 463:POST:WM_COMMAND:787106:33:0:458396:Notepad:無題 - メモ帳
02:11:29 573:SEND:WM_COMMAND:787106:15:512:456476:Notepad:無題 - メモ帳
02:11:29 573:SEND:WM_COMMAND:2362224:1136:3:455400:#32770:フォント
02:11:29 573:SEND:WM_COMMAND:5639016:1001:256:456020:ComboBox:ＭＳ 明朝
02:11:31 426:SEND:WM_COMMAND:2362224:1136:4:455924:#32770:フォント

データは、":" で区切られています。最初のデータのみ例外で、"02:11:28 491" は時間です

その次は、WM_COMMAND メッセージが "SEND" で送られたか "POST" で送られたかを示しています
重要なのは "POST" です

"WM_COMMAND" は固定です

POST 行をターゲットにすると、"WM_COMMAND" の後の "787106" という数値がウインドウハンドルです

その次の "33" という数値はメニューの ID です。(API 的には LOWORD(wParam) です)

その次の "0" という数値は、コントロールからの通知コードですがこの場合メニュー処理なので意味はありません
(API 的には HIWORD(wParam) です)

"458396" は、コントロールのハンドルですが、無視して結構です

"Notepad" はウインドウのクラス名です。他の方法でウインドウハンドルを取得する場合に必要になります

"無題 - メモ帳" は、現在のウインドウのタイトルです

この状態で、メモ帳のウインドウハンドルが解っているので BatchHelper オブジェクトをインストール済みの場合は
SQLの窓からフォントダイアログを開かせる事ができます。実行タイプをWSH(vbs)にして以下のコードを実行して下さい
```
$NOCONSOLE
$NORESULT
Set Lbox = CreateObject("Lbox.BatchHelper")
Call Lbox.PostCommand( 787106, 33 )
```