関数ポインタ ( 変数 )

サンプルソース

#include <lightbox.h>
LboxDlg *Dlg;
void MyFunc( HWND hWnd, LboxDlg *Dlg );
LRESULT CALLBACK About( HWND hDlg, UINT message, WPARAM wParam, LPARAM lParam )
{
	switch( message )
	{
		case WM_INITDIALOG:
			Dlg = new LboxDlg( hDlg );
			return TRUE;

		case WM_COMMAND:
			if( LOWORD(wParam) == IDCANCEL ) {
				EndDialog(hDlg, LOWORD(wParam));
				delete Dlg;
				return TRUE;
			}
			if( LOWORD(wParam) == IDC_BUTTON1 ) {
				void (*ptr)( HWND hWnd, LboxDlg *Dlg );
				ptr = MyFunc;
				ptr( hDlg, Dlg );
			}
			if( LOWORD(wParam) == IDC_BUTTON2 ) {
				char *ptr;
				ptr = (char *)MyFunc;
				((void (*)(HWND, LboxDlg *))ptr)( hDlg, Dlg );
			}
			break;
	}
	return FALSE;
}

void MyFunc( HWND hWnd, LboxDlg *Dlg )
{
	Dlg->MsgOk( hWnd, "関数呼び出し成功" );
}

関数ボインタ変数の定義

void (*ptr)( HWND hWnd, LboxDlg *Dlg );

上記の記述は、関数型のポインタ変数を定義しています。使用目的は、MyFunc を呼び出す為のものですが、(*ptr) を MyFunc と書き換えれば　MyFunc の宣言と全く同じになります

つまり同型なので以下の式が実行可能です

ptr = MyFunc

こうなってしまえば、ptr の扱いは通常の関数名と同じになります

ptr( hDlg, Dlg );

通常のポインタ変数を関数ポインタとして使用

char *ptr;

ptr は char 型のポインタ変数ですが、単純にキャストすれば関数ポインタを格納できます

ptr = (char *)MyFunc;

ptr は、char 型のポインタなので、関数として使用する場合は関数型のポインタにキャストする必要があります

(void (*)(HWND, LboxDlg *))ptr

それに対して、キャストで指定した引数を与えて実行します

((void (*)(HWND, LboxDlg *))ptr)( hDlg, Dlg );

マクロを使用する

関数の戻り値と引数の仕様さえ解っておれば、関数のポインタよりその関数を実行する事ができます。これは、dll より関数のポインタを取得して dll 内の関数を実行する事ができる事を意味します