Oracle 10g のインストールについて

  通常版のインストール



インストールには、大きく分けて2つあります

1) 標準インストール
2) 拡張インストール

昔から、何も特に指定しなければ 標準インストールで初期データベースが作成されます。
エンドユーザ環境で正式な設計通りの DB を作成する場合を除いて、開発や学習用であれば、
標準インストールで問題ありません。

但し、拡張インストールで無いと「日本語メッセージがインストールされない」そうです。

※ 拡張インストールは詳細も含めて こちら の OTN Japan にあります。



上記選択画面でパスワードを入力するようになっていますが、後から変更できます。
この時点では適当でもいいと思いますが、昔は SYSTEM の パスワードは MANAGER でした。
開発環境であれば、それで良いかもしれません。

PC の IP アドレスは固定にしてインストールします。当たり前のような事ではありますが、DHCP で割り振られた
PC でもインストールは完了できますし、問題無く動きます。
ただ、何かのタイミングで IPアドレスが変更されてしまうと動かなくなります。
その時にインストールされた時点の IP アドレスを固定にして設定しても復帰は可能です。

listener.ora に書かれている情報が古いIPアドレスならば、そこを現在のIPアドレスに変更する事によって
復帰可能です。( PC 名に変更して動作するのならば、それでも可 )
ですが、できるだけIP を固定にしたほうが良いでしょう。
( インストールされた時の IP アドレスは Oracle のインストールディレクトリに値として作成されている場合があります )

とにかく、インストール後に PC 名や IP アドレスを変更するのはご法度です

インストール途中のキャンセルは可能ですが、再度インストールしようとした時に、「db_1」では無く、「db_2」
なるようなので注意して下さい


スナップショット



  Express Edition 版のインストール



ダウンロードページ ( Oracle Database 10g Express Edition (Universal) を選択 )

特に選択肢はありませんが、通常版とは明らかに仕様が違いますので使う上において
知っておくべき事がいくつかあります

1) 日本語は Unicode のみが扱えるので、VARCHAR2 のサイズが通常より 1.5 倍多く必要
2) OO4O はインストールに含まれないので、OTN よりダウンロードして追加インストールが必要


スナップショット



  インストール後のサービスについて

通常版では、WEB ベースの DB 管理ツールの為に重たいサービスが2つも余計に起動されて常駐します。
単純に DB として使うのならば TNSListener と OracleService のみで結構です。

また、サーバーとして使うのなら常駐でもいいでしょうが、他の目的にも使いたい PC であれば、通常は停止( 手動 )
しておいて、必要な時にのみ起動すると良いでしょう。

通常版ならば、バッチファイルに NET START コマンドを書いて起動させても良いです。
Express Edition 版 ならばインストールされると思いますが、以下のようなバッチファイルです

  
net start OracleXETNSListener
net start OracleServiceXE
@oradim -startup -sid XE -starttype inst > nul 2>&1
  

※ 最後の行は、Express Edition 版 のみ必要な処理です


WEB ベースの Enterprise Manager は、はっきり言って使いにくいので
SI Object Browser を使ったほうが良いでしょう

こちらは簡単ですが、SI Object Browser の設定に関する説明です



  再インストールを目的としたアンインストールについて

Oracle は昔から 再インストールに対応していません。
表向きのアンインストールをしても、新たにインストールしようとするエラーになります。

Oracle 10g でまだそのような状態かは未確認ですが、もしそのような状況ならば、レジストリ内の
Oracle 関係と思われるエントリを全て削除する必要があります。

これが、どこなのかは全て経験則ですが、レジストリに関する技術的な知識を持つ人が失敗したという
話は聞いた事が無いので、たぶん大丈夫でしょうが、WEB 上にもそれに関するレジストリエントリの情報
はみかける事ができます。しかし、鵜呑みにしないで参考として自分でレジストリを探索して下さい。



  その他

※ ユーザーが ORA_DBA グループ に登録されていない場合は手動で登録する( 重要 )

これは、sqlplus で初期設定する場合に重要です。インストールしたユーザで処理すれば良いのですが、
開発環境ではいろいろ想定されますので













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