エスケープシーケンス

  円記号 (\) とそれに続く文字または数字の組み合わせ



一番簡単な考え方は、キーボードがら直接入力できない「1文字」を、円記号ともう一つの文字の組で
表そうとしたものです

それは以下のような文字に当てはまります

エスケープシーケンス 実際の値
1 \a 0x07
2 \b 0x08
3 \f 0x0c
4 \n 0x0a
5 \r 0x0d
6 \t 0x09
7 \v 0x0b

文字ASCII 表記ASCII 値エスケープ シーケンス
改行NL (LF)10 または 0x0a\n
水平タブHT9\t
垂直タブVT11 または 0x0b\v
バックスペースBS8\b
キャリッジ リターンCR13 または 0x0d\r
フォームフィードFF12 または 0x0c\f
ビープ音BEL7\a
円記号\92 または 0x5c\\
リテラルの疑問符?63 または 0x3f\?
一重引用符'39 または 0x27\’
二重引用符"34 または 0x22\"
8 進表記の ASCII 文字ooo?\ooo
16 進表記の ASCII 文字hhh?\xhhh
NULL 文字NUL0\0

これらの表現は、文字列を表す為に使用される「ダブルクォーテーション」の組と、文字を表す為に使用される「シングルクォーテーション」の組の間で使用されます。ですから、「\"」「\'」 という表現が必要になります。そして、「\\」という \ そのものを表す方法が必要になります

  
int main(int argc, char* argv[])
{

	printf( "%x\n", '\a' );
	printf( "%x\n", '\b' );
	printf( "%x\n", '\f' );
	printf( "%x\n", '\n' );
	printf( "%x\n", '\r' );
	printf( "%x\n", '\t' );
	printf( "%x\n", '\v' );

	printf( "%x\n", '\0' );
	printf( "%x\n", '\1' );
	printf( "%x\n", '\2' );
	printf( "%x\n", '\3' );
	printf( "%x\n", '\4' );
	printf( "%x\n", '\5' );
	printf( "%x\n", '\6' );
	printf( "%x\n", '\7' );
	printf( "%x\n", '\10' );
	
	return 0;
}
  

C 初心者が最初に出会うのが printf の \n と ファイルのパスを表現する時に使用する \\ ですね











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