WSF : VBScript の 関数定義を WEB 上に置いて PC で使用する

基本的には SHIFT_JIS で保存する

まず、WEB 側に置くコードですが、Content-Type を text/plain にする為に、PHP で httpヘッダーを記述します。.htaccess で記述してもかまいませんが、WEB上の好きな場所に移動しやすくする為に php で記述しておくのが一番いいと思います。 ソースのキャラクタセットは shift_jis で保存して shift_jis として httpヘッダーに出力します。こうしておくと、PC 側で ServerXMLHTTP を使って読み出して、動的に関数を定義する事も可能になります。( 動的に定義する場合は、UTF-8 でも問題ありません )

動的に定義する場合は VBScript の記述方法に注意

WEB 側に VBScript のコードを置いて動的に定義する場合の注意として重要なルールが二つあります。 1) シングルクォートのコメントを使用しない 2) 条件式の = を使用しない 何れも VBScript の構文解析の問題らしいです。

PHP で 『正規表現のトリム』の記述

<?php
header( "Content-Type: text/plain; charset=shift_jis" );
header( "Expires: Thu, 19 Nov 1981 08:52:00 GMT" );
header( "Cache-Control: no-store, no-cache, must-revalidate, post-check=0, pre-check=0" );
header( "Pragma: no-cache" );
?>
REM **********************************************************
REM 正規表現のトリム
REM **********************************************************
Function RegTrim( strValue )

	Dim regEx, str

	Set regEx = New RegExp
	regEx.IgnoreCase = True
	regEx.Pattern = "^[ \s]+"
	str = regEx.Replace( strValue, "" )
	regEx.Pattern = "[ \s]+$"
	RegTrim = regEx.Replace( str, "" )

End Function


この関数は、VBScript の正規表現を使って文字列の左右の空白文字を漢字スペースも含めて取り除くものです。

PC 側の定義は通常通りですが、script 要素の src 属性で web 上の場所を指定する事になります。拡張子を .wsf にしてWscript.exe か Cscript.exe で実行します( 通常はエクスプローラからダブルクリックです )
<job>
<script language="VBScript" src="https://toolbox.winofsql.jp/vbs/regtrim.php"></script>
<script language="VBScript">

str = RegTrim( getResource( "mydata" ) )
MsgBox( "/" & str & "/" )

</script>
<resource id="mydata">


    この部分のみ取り出します    


</resource>
</job>


埋め込みテキストがソースコードの場合の記述方法

resource 要素では、ソースコード内にテキストデータを用意できるのでソースコードを準備しておいて、プログラムを登録したい時に使ったりします 但し、そのような場合は文の中に < があるとエラーになるので以下のように記述します
<job>
<script language="VBScript" src="https://toolbox.winofsql.jp/vbs/regtrim.php"></script>
<script language="VBScript">

str = RegTrim( getResource( "mydata" ) )
MsgBox( "/" & str & "/" )

</script>
<resource id="mydata">
<![CDATA[

    この部分のみ  <  取り出します    

]]>
</resource>
</job>