2016-06-17 に LIXIL INAX に 30年前の便器を買い替えた。排水管が長いので、大洗浄8L 仕様に変更してもらって、止水栓のメータで計ったら 9L 流れた。そういうもんか ???

2016-06-17

あまり深く考えずに便器を交換したわけです。30年前のものをずっと使って来ていたので、最近の便器の常識とか全く知らなくって、たまたま、タイミング的に『アクアセラミック』という新製品を買うことになった上に、結構な金額の買い物なので、いろいろ興奮もしてましたし。

節水型なんていう意識が全く無かったです

後からインターネットで詳細を調べて、イマドキは 5L で大を流すという事にとても不安を覚えました。 YHBC-ZA10H + YDT-ZA180H のメーカー詳細 『節水型』というキーワードに気が付いたのは、施工業者が作業終わって帰る時の簡単な説明に出てきた時です。その時、過去の古い便器で節水しようとタンクの中にペットボトルを入れて、排水が詰まりかけた記憶が蘇ったわけです。 「うち、排水管長いんで、あまり流れないと困るんですよ」 と、施工業者に問いかけました。すると、業者さんはタンクの中をチラっと見ただけで 「MAX です」 と言い放ったわけです。

施工業者が知らなかった事実

そもそも、カタログ上大洗浄は 5L で、小洗浄は3.8Lなわけです。施工業者は、この便器が 8L 仕様に変更できることを知らなかったのです。 (PDF)ECO6、ECO5 便器の洗浄水量を大洗浄8L( 小洗浄6L) にする方法( WEBアーカイブ ) この PDF は、施工業者が帰った後に疑問に思って調べたらすぐ出て来たものです。これ以外にも、排水管が 10メートルを超える場合には、5L では問題が出るという情報も見つけました。 便器の水量を上げる方法( トイレリフォーム専門店 ) そこで、販売店のほうに電話をかけて、施工業者がこの事実を知らないようだという事実と最後のやりとりを説明してもう一度調整に来てもらうように頼みました。

買った人はもらえない『施工説明書』というもの

再びやって来た施工業者は、メーカーに問い合わせて『施工説明書』の4ページに書いてあると言われた事を私に説明してくれました。そして、帰りにその説明書をいただきました。読んでみると、施工後のチェック項目(水漏れ・溜水面の点検)が書いてあるので、『施工説明書』はもらったほうが吉です。 メーカーに PDF であるのも確認しました。 ちゃんと増量できたかは、目視でもはっきりしていましたが、調整前にタンクがいっぱいになるまでの時間を計ってあったので比べました。結果、かなり増えていたので調整は成功です。 この時、正確な量はわからなかったというか、計る方法に気が付かなかったわけで、あとから計って結構びっくりするわけではあります。

というか、『何故』5L が標準なのか

メーカの 8L に関する必要性に対する説明は、『一部の地域では、便器の洗浄水量が大洗浄8L以上に規定されている場合があります』という理由です。ですから、5L で問題無いという見解なわけです。 しかし、調べてみると実際に詰まってしまうというトラブルの記事をみつけたのですが、この記事からは二つの大きなことを教訓として得る事ができます。 節水トイレの盲点 結論から言うと、この当事者の方のケースは、施工業者が 小と大を反対にセットしてしまった事にあります(初歩的な単なる取り付けミス)。よって、ここからの教訓の二つはこうです。 1) 節水型の 大 で普通に流す事ができる 2) 節水型の 小 では詰まってしまう ここからいろんな事実を知りました。もっとさらに調べたわけで、やはり無知は罪悪だと痛感しました。知らないとイザという時にはとても苦労をしてしまうのは間違い無いようです。

イマどきの節水型とは

トラブルに合われた方のメーカーは TOTO ですが、INAX も同様イマドキの便器では節水型が当たり前で、5L であっても10メートル以上流れる事を試験済みの製品なわけです。(逆に10メートル超えた場合の対応が皆無のようでどうかとは思いますが) 一般的な家庭ではほぼ問題は出ないで 5L で大を流す事ができるようになっています。海外では、水が貴重なので、逆に15L も使うわけなはいかないのです。その量が海外では厳しく決められているそうです。 何故 5L で流す事ができるかは、企業秘密かもしれませんが、一般的には『渦』を使って汚物をうまく流す技術のようです。 でも、3.8L だと詰まる仕様である事は認識しなくてはいけません 知らないで、タンクの中に節水用のなにかを入れると詰まります。また、大のつもりで小を使ってしまうと詰まります( 個人の認識レベルでレバーの向きと大・小 が逆の場合もある )。なにせ、ギリギリの技術のせめぎあいの間での水量なので、ちょっとした間違いで大きなトラブルになるかもしれません。 ウチは、排水が 10メートル超えてるし、曲がってる場所が最低でも2箇所あるし、8L でやっと安心です。小でも、節水時の大より多いですし。 で、実際計ったら・・・ 大で 9L、小で 7.5L でした。これはちょっとなぁ・・・・。メーカーの節水を前面に出してるぶんの誤差にしては大きいと思うんですが。 止水栓は実際に 1.5L のペットボトルに溜めて水量 1.5 と確かめてから、大と小を流しました。